先義後利(孟子)

平成29年7月13日、私は自社の会計で大変お世話になっている会計事務所のY先生主催の「立志塾」という名前の勉強会で第一回目の講義を受けました。実は今までこのような人間学を学ぶ機会は無かったのですが、物事をポジティブに考えだすとどこからともなく良い誘いが来るようになります。やはり思考は現実化するのです。

「先義後利」の経営者 ―ーー 出典は「孟子」の梁恵王 

「義」とは、人としてあるべき道、経営者としてあるべき道、我社においては、明確な「経営理念」を持つことである。経営理念は社長の命よりも上位概念である。「義」は、我の上に羊と書く。

「利」とは、役立つ仕事をさせていただき、頂戴する利益、儲けの事で我々事業経営をする者には欠かせないものである。正々堂々と、これを極大化することが重要である。

原理原則、哲理、先哲の教えを学び、正しい判断基準を身につけ、実践躬行することを旨とする。

安岡 正篤

我々はいつでも自分が幸福を感ずる、生き甲斐を感ずるところの仕事を持たねばならぬ。人間はその気になりさえすれば、必ず夢中になる仕事はあるものだ。そして我々はいつでも意義のある感激のある仕事に自分の全身全霊を打ち込んで暮らすに限るのである。

「水脈」 後藤静香 

人間が本物にならぬのは、自己の掘り方が足りないからである。堀りに掘れ わが内なる生命の水脈まで掘りつけよ 水はいくらでもふきあがる しかもその水脈は人類共通の源泉である かくして 自己を徹底させるための努力が 万人救済のかぎを発見する 人類のうちに深く根をおろせば 本物になる

「士魂商才」 渋沢栄一

実業とは、多くの人に物が行き渡るようにする生業。
国に利富を成す根源は、社会の基本的な道徳を基盤とした正しい素性の富。
「士魂」の根源を養うのが「論語」
「商才」も「論語」で養える。
「商才」も道徳を根底としている。

Peter Ferdinand Druker

仕事とは人格の延長である。
それは自己実現の源である。
自らの価値を測り、自らの属性を知る手段である。